「極黒のブリュンヒルデ」~暗いお話なのに幸せそうな魅力

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村上良太は子供の頃、好きだった女の子、クロネコ(多分あだ名)を事故で死なせてしまった。
彼には一度見たものを二度と忘れない能力があったことで、高校生になった今でも当時のことははっきり覚えている。

ある日、良太はクロネコとそっくりの女の子を発見する、彼女の名前は黒羽寧子。

極黒のブリュンヒルデ

怪しげな研究所から逃げ出して、同じ境遇の佳奈と暮らしている。
佳奈は一切体が動かせないし、喋ることもできない。

彼女たちはある実験の道具にされた結果、それぞれ能力を持っている。

人数は不明だが、少なくとも何十名かはいる模様。
皆ハーネストと呼ばれるボタンのようなものを首の後ろについていて、そこを押すと溶けて消滅する。

クロネコの能力はものを破壊する力、佳奈の能力は予知、その後仲間になるカズミの能力はパソコンなど機械を操る力。

彼女達は魔女とも呼ばれて、組織から常に命を狙われる。
しかも体になかに宇宙人を埋こまれてるとかの話も出てくる。


最初見たときは、すべてが謎な話で戸惑った。
幼い女の子がダムから落ちて行方不明になり、何年も経ってから記憶をなくして、不思議な能力を持ってるくらいは良くあるストーリーだけど、
秘密機関から逃れて、女の子二人が何もない無人の空家で、草を食べつつ暮らすのには驚かされたし・・・。

しかも、佳奈は体が動かないから、食事は全てミキサーで粉々にしてお口に運んでもらい飲み込むだけという味気なさ。

村上がケーキを土産に持ってきて喜ぶが、それもミキサーで粉々にしないと食べれなくて、嘆いていたのが印象的でした。

このようにかなり過酷な運命ではあるのに、何処か彼女たちは日常を楽しむゆとりさえあり、
それは研究所から開放されて自由を得た喜びからくるものと判断すべきなのか、
ともかく暗い話なのに不思議と見ていて嫌な気持ちにならないのが「極黒のブリュンヒルデ」の魅力だなあ、と思う。

でも、いまだ研究所に捕まっている魔女達が刺客となって彼女たちを襲ってくるシーンは、かなり緊迫感がある。
自分たちよりも能力が高い魔女が迫って来るところなど、絶体絶命な気持ちになる。

けど、そんな時に以外に活躍するのが村上。
彼の頭脳と見たものを忘れない能力は物語の中でかなり役に立っていたのがお話を面白くしていた。

お話が進むほど魔女の仲間が増えて、村上はどんどんハーレム状態だけど、気持ちはクロネコ一筋。

原作と比べるとね~・・・、と賛否両論あるアニメではあるけど、
私は原作を読んだことがないので、十分楽しめた感がある。
これはラッキーなのでしょう!