「東京喰種トーキョーグール」~とんでもなく悲惨な物語

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「東京喰種トーキョーグール」の主人公・カネキは大人しい読書好きな青年。

ある日好意を持っていた女性リゼとデートすることになる。

けれどリゼは人を食らうグールで、カネキは襲われる最中にリゼに鉄骨が落ちてきて助かる。

死んだリゼの内臓をカネキは移植され、命は助かるが、なぜか今まで食べていたものが一切受け付けない。

食べられるのは人間の肉だけ。
彼は人間でありながらグールとなった異端な存在。

グールは人を食うため襲う、人間側からしたら敵。

だけど、グールは人間以外を食べれないから自分が生きるために人を襲い食らう。

お互い相容れない関係。
だけどグールは普段人間と同じ生活で、グールにとって餌である人間が恋人だったり友達の場合がある。

これはグールにとってかなり切ない感情で、恋人や友達は人間だから餌なのに、いとおしい存在なため食することは出来ない。

このような存在を持っているグールはグールに生まれた自らを呪っている。

カネキは人間側の気持ちとグール側の気持ちを理解できる唯一の存在だと自らを認め、両方の存在として生きることを決意する。

東京喰種トーキョーグール

深夜とはいえ、このアニメが登場したのには驚いてしまった。

アニメにするくらいだから、そんなエグイのはしないだろう、と鷹をくくっていたけど、とんでもない物語でした。

人間とグール、グール同士の戦いがかなりリアルで痛そうなのと、特に主人公カネキが実によくヤラレまくるシーンが多くて見ていて痛々しいのです。

敵のグールに襲われまくり、拷問までされて、そこでもやられまくる、あまりの悲惨さに最後まで見れなかったです。

これってちょっと「寄生獣」に似ています。

寄生獣は、人間に寄生して人を食らう生物。
脳からの命令、「この種を食い尽くせ」の言葉通りに行動していて、寄生獣の場合、人間が食する食べ物も食べれるのがグールと違うところ。

主人公が脳を食われずに腕だけに寄生されて、人間だけど、腕だけが寄生獣の新一は、カネキと同じ、両方の立場がわかる存在。

でも、寄生獣は東京グールよりも悲惨さは少ない。
結局一番の獣は人間だったで終わり、ハッピーエンドに近い終わり方でもありましたし。

ところが東京グールの場合、今までの内容を観るととてもハッピーエンドで終わるとは思えない。

これからもますます悲惨さな展開が予想される非常にダークな物語です。

深夜とはいえ、こんなアニメが良く許されたなあ・・・
デスノートなんか可愛いくらいじゃないのかしら?とまで思える作品です。

それでいてひきつけられる魅力に満ちているのだから困ったものです。